『初釜』お抹茶クラブ所属の職員さんに囲まれ、少々恥ずかしく照れくさい中、お点前をいただきました。 事務長の点ててくださる “お抹茶” は、 いつも美味しい! お茶好きの我が家!中学生の頃から父に煎茶をよく飲まされた事を思い出す。当時、父としては息子の会話を持とうとしての事だろうが、日曜日とか学校帰りに声を掛けられたら、渋々、“渋いお茶” を覚悟して、父の茶卓の前へ正座し、多くもない会話に時間を取られた感じであった。「甘く美味しいなぁ」と、思えだしたのは、高校生の頃! 社会人になった頃、男同士の会話を楽しみたいと思った頃には、もう父は他界して私の “心の中” にしか居ない。 「いつまでもあると思うな親とカネ!」 あの頃、渋いお茶と共に、しっかりと父と話しておけばよかったと思う。 父が他界してからは、毎年、元旦に母が抹茶を点ててくれるようになった。少々背筋が伸びるかのような着物を着て、“お抹茶” をいただく!静かな、新年のスタートを心を清くしたものだった。その母も今は、息子である私の顔がわからない。重度の認知症となってグループホームに入ってもらっている。 無作法な私。母の生きている心にお詫びしたい。 こんな息子でごめんなさい。 そしてこれからの出来る限りの親孝行をさせて下さい。・・・と。 また身近に居ない分、施設におられる方々に、母へ孝行できない分、「心ある仕事」をしていきたいと思う、今日この頃である。 私にとって “お抹茶” は、心を素直にさせ、慰めてくれるアイテムとなっている。
by mabikouraku
| 2010-01-28 23:23
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